鵝鑾鼻(ガランビ)灯台は、屏東県・鵝鑾鼻岬の突端にある台湾で最南端の灯台です。
そして、この鵝鑾鼻灯台のある鵝鑾鼻公園は、美しい海岸線と白亜の灯台が立つ絶景の観光スポットとなっています。
1881年に建てられたこの灯台は南西方向に向いており、背後に山、前方は海に面しています。
構造は、砲塁形式で銃眼付きの壁に囲まれています。
さらに、周囲には塹壕が掘られており、台湾で軍事用に使用された唯一無二の灯台です。
民國51年(1962年)の改築時に取り付けられた180万ルクスの明るさの大型回転灯は、30秒で一回転します。灯光は20カイリまで届く、台湾で最も強い光の灯台で、「東亜の光」という別称があります。
また、ここから見える美しい景色は「台湾八景」と呼ばれています。
このきれいな灯台と公園についてご紹介します。
駐車場とお土産屋さん
この公園には写真のように、とっても大きな無料駐車場が整備されています。
観光バスも何台でも楽に駐車できそうなくらい大きいです。
ここに車を停めて観光客が続々と公園に向かって歩いています。
駐車場の向かいには、表の通り側から公園入口までお土産屋さんがズラリと並んでいます。
私たちは公園に行く前に駐車場前のお土産屋さんをちょっと覗いてみました。
貝で作った置物がいっぱい!
手作りの可愛い猫の置物を売っているお店もあります。
キーホルダーや冷蔵庫に貼るマグネット、灯台の可愛いミニチュアもありました。
帽子は300元~400元くらいです。
スカートは290元~390元くらいでした。
入園料
この公園入口にある切符売り場で券を買って入ります。
大人1人60元です。
12歳未満の児童は身分証明書(パスポート)の提示で無料になります。
開放時間
1-3月 7:00~17:30
4ー9月 6:30~18:30
10-12月 7:00~17:30
灯台展示館の開放時間:
9:00~16:00
※月曜日、春節の大晦日と年初、端午節、中秋節は休み。
公園マップ
赤い矢印が切符売り場の位置(公園入口)です。
公園内の様子
公園に入ると、灯台までこんな道が続いています。
道のすぐそばには、とっても高いヤシの木が並んでいます。
後ろを振り返ると海が見えました!
中の芝生に入ると、こんなにきれいな景色が見えます!
ヤシの木の木陰に敷物を敷いてお昼を楽しんでるグループがいました。
鵝鑾鼻(ガランビ)灯台
入口から数分歩くと灯台が見えました。
白亜のきれいな円筒型灯台です。
「鵝鑾鼻」の名前の由来
灯台のすぐ目の前に石碑があって、「台湾八景 鵝鑾鼻」と書かれています。
「鵝鑾鼻(カンラビ)」の名前の由来については、諸説あり、最も広く知られている説によると、「鵝鑾」は台湾先住民であるパイワン族の言葉で「帆」を意味する語が訛ったもので、 近くに帆の形をした大きな岩「船帆石」があったことから付いたと言われています。
そして「鼻」は物体が突出して鼻のような形状のものを指しており、岬の形状を表現していると言われています。
日本統治時代の文献では「ガランピ」または「鵝鑾鼻」と表記されているそうです。
台湾八景
石碑に「台湾八景」と刻まれていますが、灯台からの眺望(ちょうぼう)が素晴しいことから、日本統治時代には台湾八景に指定されていたそうです。
また、切手の図柄にも採用されていたそうです(第一次昭和切手:6銭、第二次昭和切手:40銭)。
残念ながら灯台に登ることが出来ないので、この灯台の上からの「台湾八景」を眺めることができませんが、もし眺めることができたとしたら下の写真みたいな美しい風景が見えるんだと思います。
この美しい台湾八景と灯台をバックに皆さん写真を熱心に撮っていました。
私たちが来たのは1月19日の冬季ですが、日中はちょっと暑いくらいです。
ただ、海が近く、冬季は風も吹くので羽織るものを1枚持って行くと安心です。
きれいな景色を眺めながら、一緒に来た人たちと園内を一周するのもいいですね。
鵝鑾鼻(ガランビ)灯台の位置:
おすすめの観光スポットです。
墾丁に来る時には、是非、この灯台&台湾八景にも足を運んでみてください。