台北観光で目玉スポットの中正紀念堂。そこで今まで大人気だったあの近衛兵交代式が残念ながら20214年7月14日に廃止されました。
これまで蒋介石の巨大な銅像の前で行われていた交代式は、権威主義や個人崇拝を象徴するもので民主社会にふさわしくないとの理由で与党・民進党が廃止を決定しました。
そもそも、中正は蔣介石の本名で、その紀念堂自体が独裁的な体制のシンボルとなっており、今後、施設の転換が進められます。
7月15日の初日、第1回目は午前9時に行われましたが、朝から台湾メディアもたくさん取材に詰めかけていました。
旧交代式と比べると、新たなパフォーマンスはシンプルになり、5～６分で終了しました。
午前9時でも気温31℃・湿度65%（体感温度は34℃）あり、日差しもかなり強い中、見事なパフォーマンスが披露されました。
この屋外の新しく始まったパフォーマンスは、これまで通り午前9時～午後17時まで毎時ちょうどに行われます。
3人一組になって、紀念堂の1F左右の門から出て、正面で合流する形式で行進とパフォーマンスが行われます。
なお、雨天の場合は中止となるそうです。
夏の期間中は、熱射病にならないようなるべく暑い時間帯を避けてパフォーマンスを楽しむことをお勧めします。
これまでの交代式はもう行われませんが、動画でアップしたものがあるので関心のある方は比較してみてください。
