砂島は、台湾の南端にある小さな湾です。
この湾は波が穏やかなため、海の貝殻やサンゴが長い時間をかけて波に浸食・研磨されて細かい砂となって湾に堆積したことで、砂の色が真っ白で明るい、キラキラと光沢のある美しい砂浜として有名です。
そのため、「貝殼砂灘(貝殻の砂浜)」とも呼ばれています。
この美しい希少な砂は、過去において大量に採掘されたために消失の危機に面したため、今では生態保護区に指定されており、採掘が禁止されています。
この砂島のすぐ近くには、海の中に「帆船石」というここのランドマークとも言える大きな岩が見えるスポットもあります。
今回、この2つの観光スポットについて紹介します。
帆船石と砂島の位置
帆船石と砂島は、恒春半島の南端近くにあります。
観光スポットととしてはお隣同士ですので、合わせて訪れるといいと思います。
帆船石
帆船石は、海にもうすぐ沈没しそうな帆船に似ていることから、この名前が付いたようです。
アメリカ大統領のニクソンの頭部に似ているとも言われています。
帆船石の高さは18メートルで、付近の台地から転がり落ちたサンゴ礁の岩です。
この岩の岩質がこの付近のサンゴ礁よりも硬いため、長期にわたって海中にそびえ立ったままになっているそうです。
眺めも素晴らしいです!
駐車場:
近くに無料で停められる駐車場があります。
砂島
冒頭で紹介したように、ここの砂は大部分が貝殻やサンゴが細かく砕けてできたものです。
遠くから見ても、白く輝いています。
ここには毎年、ウミガメが卵を産みに来ます。
生態保護区に指定されているため、残念ながら砂浜に入ってこの希少な美しい砂を手に取って直に見ることはできません。
ここに貝殼砂展示館という展示館があるのですが、そこで砂を見ることができます。
墾丁には主な砂浜が8つありますが、そのすべての砂浜の砂の主成分は貝殻です。
ここでは、各砂浜における貝殻砂の含有量の比較がなされています。
砂島の貝殻砂の含有量は99.7%ととっても高いです!
かなり純度が高いです。希少と言われる理由がよく分かりました。
駐車場:
無料の駐車場があります。
帆船石~砂島間のルート:
ドライブでちょっと立ち寄っただけですが、それなりに見ごたえがあります。
機会がありましたら、この美しい砂浜と形が面白い岩も見に行ってみてください!