悠遊カードは、台湾で一番多く使われている交通系ICカードです。
持っているとメトロやバスに乗る時に切符をわざわざ買ったり、買い物でお金を取り出して数えたり、小銭でいっぱいになっていく重い財布を持ち歩くことから解放されます!
でも、旅行を終えて帰国する時に「悠遊カードは払い戻す方がいいの?有効期限はいつまで?」って気になりますよね⁉
でも、ネットで調べると、期限は「ある」「ない」両方の意見が出てきて、「一体どっちなの?」とずっと気になっていました。
なら、「直接聞いちゃえ!」と思い、発行元の悠遊カード会社に問い合わせてみました。
そもそも、なぜ「ある」説と「ない」説があるの?
実は、これがずっと気になっていたんです。なんで?
ほとんどのブログサイトは、「ない」説を唱えています。例えば、
「以前は2年の期限があったけど、今はなくなったよ!」
といった感じです。ほんとにないの?
一方、ほかの一部のサイトは「ある」説を唱えています。
「20年間の有効期限があります」
って書いています。ほんとにあるの?
一体どっちなの?
問い合わせる前に、どっちが正しいのか?どうして両方の説があるのか?私なりにちょっと調べてみました。
なぜ「ない」説があるの?
調べてみると、これにはそれなりに根拠があるようです。
悠遊カードHPにある悠遊カード約定条項には、次のようにあります。
第六條 使用範圍、使用期限 ・・・ 發行機構發行之悠遊卡無使用期限。
日本語訳:
第6条 使用範囲、使用期限 ・・・ 発行機関の発行する悠遊カードに使用期限はありません。
悠遊カードHPより引用(日本語訳は本サイトで作成)
確かに「ない」ってありますね。
なぜ「ある」説があるの?
実はこちらの説にも、それなりに根拠があります。
私も最近気づいたんですが、桃園MRT空港線の窓口の前にある機械で悠遊カードの残高確認をすると「有効期限」が表示されます!
改札口の隣にあるインフォメーション窓口(詢問處)と悠遊カードの残高照会機:
使い方は簡単!日本語を選択して悠遊カードをセットするだけ
私の悠遊カードの有効期限が「2037/03/01」ってなってるけど…⁉
わたしの悠遊カードの場合:
「台北101」が描かれたかわいいデザイン。
発売日: 2017年1月3日
有効期限:2037年1月1日
確かに、この残高照会機によれば、有効期限は「20年間」みたいですね。
「ある」説と「ない」説は、どっちもしっかりとした?根拠があるみたいです。どうなってるの?
「もうこれは、悠遊カード会社に直接聞くしかない!」と思い、問い合わせてみました!
悠遊カード会社に問い合わせてみた!結果は?
ちょっとひっぱりましたが、悠遊カード会社から一体どんな返答が来たのかご紹介したいと思います。
メールでこんなふうに尋ねてみました。
「請問一下,關於悠遊卡的使用期限,悠遊卡約定條款的第六條談到發行機構之發行悠遊卡無使用期限,可是我最近在桃園捷運詢問處用查詢機查詢餘額時顯示有效期限為20年。請問悠遊卡有20年的使用期限還是沒有呢?謝謝! 」
日本語ですと、だいたいこんな感じで聞いてみました。
「悠遊カードの条項には使用期限がないってあるけど、桃園メトロの機械で見たら20年って出ました。どっちが正しいの?」
悠遊カード会社から頂いた回答がこちらです。
日本語にすると次のようになります。
お問い合わせありがとうございます。
悠遊カードの使用期限は、残高照会機で残高照会の際に表示される20年間で間違いございません。
上記をもってお問い合わせに対する回答とさせていただきます。
ありがとうございます~
悠遊カード会社のメール回答(本サイトで作成した日本語訳)
最後の「謝謝」の語尾に「~」が付いていて、ちょっとフレンドリーな感じ。
台湾らしくって、かわいい。
とにかく、これで、やっとはっきりしました。
「悠遊カードの有効期限は20年間です。」
「じゃあ、条項を何とかして」って思いましたが、まあ、これでまた謎が1つ解けました。
悠遊カードHPで調べると、初代・悠遊カードの発行日は2001年6月12日で、有効期限を迎えた悠遊カードはまだごくわずかです。
長年同じ1枚を使っていて、「いつ買った悠遊カードなのか忘れた!気になる!」という方は、次回の旅行の際に桃園MRTや台北MRTの残高照会機で確かめてみてください。
「カードの払い戻しをしたらいいの?」と迷った時にこの記事の内容が参考になれば幸いです。
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