今回、私は突然、軽度の顔面神経麻痺になってしまいました(泣)!
それを伝え聞いたある嘉義(ジャーイー)市在住歴30年の台湾人の友人が、心配して電話をくれました。
「私も顔面神経麻痺になったことがあるけど、鍼治療で治ったよ!
連れて行ってあげる!」


えっ、ほんと⁉
ありがとう!(感動‼)
それで早速、 嘉義のその友人が顔面神経麻痺を治したという治療院に連れて行ってもらうことに!
鍼灸治療院の様子
今回、私が連れて来てもらったのは、 嘉義市にある「天仁堂中医診所」という診療所です。

ここの診療所では、以下の治療が行われています。
- 推拿(すいな)整体
- 鍼灸治療
- 症状に合わせた漢方薬の処方

待合室の様子
中に入ると、こんな感じになっています。


ここで受付をします。
受付の方と、こんな受け答えをしました。

「有健保嗎?」
(健康保険証ありますか?)

「我是外國人,沒有。看病要多少錢?」
(外国人なのでありません。診察はいくらかかりますか?)
「沒有健保的話,初診是500元,等等,我先要向醫師問問看!」
(保険証がないと、初診で500元ですね、あっ、ちょっと待って、医師に確認するから!)
これは、「(日本人だから)もっと高くなるかも!」って意味のように聞こえました。
結局、500元で済みました。
こちらは、治療終了後に受付でもらった領収書です。

500元(約1,800円)安い!

後で友人が、そっと教えてくれました。


まあ、もっと高くて例え1,000元(日本円で3,700円)でも、日本で鍼治療すると保険が利かず初診で9,000円は取られるようなので、それでも台湾はかなり安いですね。
この「掛号(受付)」の時に、下の用紙に記入するよう言われました。

書く内容
- 氏名
- 生年月日
- 身分証明書番号:パスポート番号を書きました。
- 籍貫(出生地):わたしはここは空欄にしました。
- 既婚の有無
- 住所
- 電話番号
- 連絡者氏名・関係・電話番号
- 初診日・病歴・薬のアレルギー
後は、番号をもらって待つこと30分弱。

待っている間見ていると、ここの受付で調剤師が持ち帰り用の漢方薬の調合をしていました。
診察室の様子
自分の番号が呼ばれて待合室から中に入ると、診察室があります。

こちらが診察室。

診察室では先生が腰かけていて、私も座らされました。


先生は、質問しながら何やらパソコンに打ち込んでいます。
治療が遅いと時間もかかり、後遺症が残ることもあります。」




診察室にはベットが1台置いてありました。
奥の治療室が患者さんでいっぱいの時は、ここで施術します。

さっそく奥の治療室に連れていかれ、鍼治療を初体験!
ベットが3台置いてあり、すでに2人が治療中です。
私もこんな風に頭に鍼を刺してもらいました。

鍼を刺す時は注射のようにチクッとしますが、思っていたほど痛くはありません。
頭のてっぺんを刺された時が一番チクッとしました(汗)。
後は、この鍼と小さな機械を電線でつなげて電気を流します。
音楽のリズム取りに使うメトロノームみたいに「カチッ!カチッ!」とだいたい0.4秒ぐらいに1回音がなるのですが、その度に電気が流れてきて、「ビリッ!ビリィ!」としました。
30分経って機械が「ピー」と鳴って停止しました。
すぐに先生がやって来て、 鍼を1本1本抜いてくれ、

と声をかけてくれました。
最後に漢方薬&領収書をもらって完了!
待合室に戻って10分くらい経ってから、受付で漢方薬をもらいました。
こんな漢方薬です。

もらった漢方薬の調合内容は、領収書に記載されています。

合計、1日3袋の服用で、合計15袋・5日分を出してもらいました。
漢方薬の服用の際の注意:
通常は、
「1日3回、食後30分~1時間以内に服用」
なのですが、私が、

と尋ねると、

と言われました。

処方箋の下の方に「注意飲食」という部分があります。
以下は摂取を控えるように注意:
- すいか
- 冷たい飲み物
- 竹の子
- 落花生
- 揚げ物
- 甘い物
- バナナ
- もち米
- 辛い物
- コーヒー
- たばこ・酒
- 濃いお茶
- 澱粉
診療所の診察時間&位置

ちなみに、問診時間はこんな感じです。
- 平日 :朝 8:30~12:00、昼 2:00~6:00、夜 6:30~9:30
- 土曜日:朝 8:30~12:00、昼 2:00~6:00、夜 休診
- 日曜日:休診
天仁堂中医診所の位置:
あとはエポスカードの海外保険で請求
領収書を取っておけば、EPOSカードの海外保険で後で請求できるそうです。

ここに通院したガソリン代も、車の車種と走行距離が分かれば請求できます。
海外保険を使ったのは初めてでしたが、請求した治療費は全額支払われました!
家に帰り、後は両方のお薬を飲みながら、友人のすすめで身体の「原始点」というポイントのマッサージをしたり、蒸しタオルで顔面を温めたりしています。
まとめ
今回、高雄の南・墾丁でバカンス中に急に病気になって、気が動転してしまいました。
でも、クレジットカードの海外保険・キャッシュレスサービスを使える高雄の「高雄医学大学中和記念医院」という大型病院を紹介してもらい、急診ですぐに診てもらえました(通常は半日は待たされる)。
ただ、高雄で評判のいい「栄民総医院」の方が良かったのですが、EPOSカードはこの医院とは提携していなかったようです。

楽しい旅行中に急にこんなことに見舞われることも!
EPOSカードは持っているだけで、無条件で海外保険が90日間付帯しています!
旅行中も携帯して、すぐにカードを取り出せるようにしておくことをお勧めします。