蔡英文、フェイスブックで禁輸を批判「台湾の農業を守り抜く」

中国税関総署は9月18日、台湾産の果物2種類を20日から輸入停止とすると発表しました。

台湾の蔡英文総統は19日、フェイスブックで以下のコメントを投稿しました。

(日本語訳は私が個人的に付けたものです。)

對於中國無預警暫停輸入台灣釋迦、蓮霧,我們認為,中國這種做法,已經違反國際貿易規範。除了嚴正譴責,我們會支持行政院農業委員會的所有因應措施,一定會保護農業、力挺農民。中國片面違反國際貿易規範,這並不是第一次。今年2月的鳳梨事件,相信大家記憶猶新。這種突襲手段,顯然不是為了正常的貿易考量。

蔡英文フェイスブックより

日本語訳 :「中国が事前に予告なく台湾産バンレイシとレンブを禁輸にした今回のやり方は国際貿易規範に違反しています。私はこれを厳重に抗議するとともに、農業委員会(=日本の農林水産省に相当) のすべての対応策を支持して農業を保護し、生産者を支えます。中国は一方的に国際貿易規範に違反してきていますが、これが初めてではありません。今年2月のパイナップルの禁輸については、皆様も記憶に新しいことでしょう。こんな不意打ちのようなやり方は、明らかに正常な貿易上の観点に基づくものではありません」。

當然,這些干預,不只有台灣的農產品受到影響,近年來,包括澳洲的紅酒和龍蝦,甚至近來中國停止核准立陶宛農產品進口許可的種種做法,都讓國際社會懷疑,中國真的有心遵守國際貿易規範嗎?  

先前為了幫助鳳梨產銷,我們透過開拓多元市場、強化加工能力,以及加強內需的方法,來化解農民壓力。經過大家齊心努力,今年鳳梨產銷不僅穩定,1到8月的外銷量扣除中國後,還比去年同期增加566%。

・・・請大家放心,面對不合理的市場干預,政府一定會挺農民到底。

蔡英文フェイスブックより

日本語訳:「こうした干渉によって影響を被っているのは台湾の農産品だけではなく、オーストラリアのワインやロブスターも然り、また最近ではリトアニアの農産品の輸入許可の停止といったやり方は、中国は本当に国際貿易規範を遵守しようとする意思があるのか国際社会に疑念を抱かせるものです。

先にはパイナップルの生産・販売を支えるため、新規市場の開拓、加工技術の向上および内需の強化といった方法で生産者を支援して来ました。皆様のご協力により、今年のパイナップルの生産・販売は安定しただけではなく、1月から8月までの輸出量は中国を除いても昨年同期比で566%も増加しました。

・・・こういった理に合わない市場への干渉に対して、政府は生産者を最後まで支援していきます。どうかご安心ください」。

※冒頭の画像も蔡英文フェイスブックより引用しています

今回禁輸となった台湾産バンレイシについては、下の記事で紹介しています。

台湾のバンレイシ(釈迦頭)
台湾フルーツ|バンレイシ(釈迦頭)を食べてみた

この間、台湾で初めてバンレイシ(別名:釈迦頭)を食べてみました。 バンレイシは何度も果物屋さんで見てはいたんですが、ちょっと高めなので買ったことはありませんでした。 日本では滅多にお目にかかれないフル ...

続きを見る

-生活

error: Content is protected !!