ここでは、悠遊カードの払い戻しについて解説します。
いったん払い戻しをすると、カードはロックされて使用不可となります。
後でロック解除することはできません。
使えなくなったカードは、おみやげとして持って帰ってください。
即日払い戻しの条件とは?
すぐに払い戻しを受けるには、次の3つの条件を満たしている必要があります。
- カードの読み取りが問題なくできること
- 払い戻し金額が3,000元未満
- 払い戻し金額に異議がない
その場合、悠遊カード会社にカードを送付して台湾の口座に振り込む(振込手数料が引かれる)か窓口に受け取りに行く(受取通知書の郵送費が引かれる)ことになります。手続きが終わるのにおよそ7営業日かかります。
3,000元以上ある場合、残高を2,999元以下にして払い戻しをしてください。
払い戻し手数料はいくら?
払い戻しの際、手数料として20元引かれます。ただし、以下の場合は無料です。
使用期間が満3ヶ月以上かつ5回以上使用した場合
この場合でも、カード購入代金の100元は戻ってきません。
ただし、以下の場合のみ払い戻されます。
カードが未使用で外観が正常で包装も未開封であり、かつ購入から7日以内
この場合、窓口でカード購入代金100元の払い戻しができますが、手数料として20元引かれます。つまり、80元払い戻されます。
すぐに払い戻しが可能なの窓口で手続きをしてください。
すぐに払い戻しができる窓口はどこ?
以下の場所ですぐに払い戻しができます。
- 桃園空港:桃園空港 第1/第2ターミナル窓口
- 桃園MRT空港線の各駅の窓口( 詢問處 )
- 台北MRT各駅の窓口( 詢問處 )
- 松山空港:台北MRT松山駅の窓口( 詢問處 )
- 台中:台中サービスセンター(服務中心)
- 高雄空港:高雄国際空港サービスカウンター(服務中心)
- 高雄 新幹線(高鉄)左営駅サービスセンター(服務中心)
- 屏東恆春サービスセンター(服務中心)
- 悠遊カードサービスカウンター (悠遊卡客服中心 )
このいくつかの場所を紹介します。
桃園空港
第1ターミナル
第1ターミナル1Fにある下の写真の電子チケット合同サービスで払い戻しができます。
到着ロビーの中心あたりにあります。
図③が窓口の位置です。
桃園国際空港 第1ターミナル1F 電子チケット合同サービス (中国語:電子票證聯合服務櫃檯) 営業時間:08:00~21:30
第2ターミナル
第2ターミナル1Fにある下の写真の電子チケット合同サービス窓口で払い戻しができます。
図⑩が窓口の位置です。
桃園国際空港 第2ターミナル1F 電子チケット合同サービスカウンター (中国語:電子票證聯合服務櫃檯) 営業時間:08:00~21:30
桃園MRT空港線の各駅にある窓口(詢問處)
桃園MRT空港線 各駅の窓口(中国語:詢問處) 営業時間:05:45または05:50(駅により異なる)~ 終電まで (各駅の営業開始時間については、桃園空港MRTのHP(日本語)にて「ホーム>乗車ガイド>駅紹介」と進んで検索することができます。)
高雄
高雄国際空港
高雄国際空港 サービスセンター(服務中心)
国際線ターミナルの1階にあります(下の図⑬の位置です)。
墾丁快線という墾丁行きのバス会社のカウンターで払い戻しができます(バス会社と同じカウンターです)。
高雄国際空港 悠遊カードサービスセンター (中国語:悠游卡服務中心) 営業時間:09:30~19:30 年中無休
新幹線(高鉄)左営駅
高雄 新幹線(高鉄)左営駅サービスセンター(服務中心)
新幹線「左営」駅の2番出口を出たところにあります(下の図を参照)。
高雄捷運HPより引用(一部修正)
高雄 左営駅 悠遊カードサービスセンター (中国語:悠游卡服務中心) 営業時間:8:30~18:30
すぐに払い戻しができない場所
- コンビニ(セブンイレブン)
- 高雄MRTの各駅窓口
※こちらで払い戻しをする場合、受け取った払い戻し用の専用封筒にカードを入れ、悠遊カード会社(悠遊卡公司)に送付します。
銀行口座での振り込みとする(振込手数料が引かれる)か、郵送されてくる「払い戻し通知書」(受取通知書の郵送費が引かれる)を持って、窓口に取りに行くかのいずれかを選びます。
処理に7営業日ほどかかります。
すぐに払い戻しができない条件とその対処法
カードが読み取れない場合
悠遊カード会社(悠遊卡公司)にカードを送付して中の情報が確認された後、払い戻されます。
カードには購入日から1年間の保証期間があります。 その場合、手数料が引かれることはありません。
ただし、人為的に破損させた場合は別です。
人為的かどうかの判断は悠遊カード会社でなされます。
払い戻し金額に異議のある場合
悠遊カード会社(悠遊卡公司)にカードを送付して確認してもらうことになります。
手続きをする前に、もう一度利用履歴を確認してみましょう。
後で疑問に思った時にすぐに確認できるよう買い物でもらったレシートは捨てずに保管しておきましょう。
対処の仕方
カードが読み取れない場合や金額に異議のある場合は、カードを悠遊カード会社(悠遊卡公司)に送付してなかの情報を確認してもらう必要があります。
以下の場所で払い戻し専用封筒を受け取って郵送します。
この払い戻し用の専用封筒にカードを入れ、悠遊カード会社(悠遊卡公司)に送付します。
- 桃園MRT・台北MRT・高雄MRT各駅の窓口
- 國光客運(バス)の窓口(服務中心)
- 高雄空港:高雄国際空港の窓口(服務中心)
- 高雄 新幹線(高鉄)左営駅の窓口(服務中心)
- 屏東恆春サービスセンター(服務中心)
- セブンイレブン
- 台新銀行(全台湾にある各支店)
銀行口座での振り込みとする(振込手数料が引かれる)か郵送されてくる「払い戻し通知書」(受取通知書の郵送費が引かれる)を持って、窓口に取りに行くかのいずれかを選びます。 処理に7営業日ほどかかります。
処理に日数がかかるので短期旅行では対処が難しいと思います。
封筒の書き方
表には郵便番号、住所、氏名、電話番号を書きます。
※電話番号は必須となっています。
封筒の表右上に赤字で「郵便局の窓口で手続きをしてください(追跡用に識別番号(単号)を控えてください)」とあります。
封筒の裏面
1.電子レシートとは、買い物の時に悠遊カード内に電子保存された宝くじ付きレシートのことです。 こちらが必要であれば☑を入れてメルアドを記入します。
2.カードの状態 ① ▢カード不要。② ▢カードを返送する。郵送料が25元かかります。
3. 払い戻しの理由:
① ▢カードの故障または破損。② ▢使わないため。
4. 払い戻し方法(カードの交換や代理購入のサービスはありません):
① ▢振り込み(手数料なし。銀行通帳のコピーを同封すること。)
② ▢払い戻し通知書の返信は、払い戻し金額から郵送料が差し引かれる(台北メトロ駅か統聯客運(統聯UBus)直営のバス駅でのみ払い戻しができます)。
こちらを日本語に訳してみました。ざっと目を通してみてください。
- こちらの払い戻し申請は「悠遊カードの規約」に基づき、条件に応じてデポジットからカードの破損による手数料20~100元が差し引かれ、払い戻し金額から払い戻し手数料20元が差し引かれます。
- 悠遊カードの関連サービス提供のため、弊社はあなたの個人情報(姓名、電話番号、住所、申請書に記入の情報)をICカードの払い戻し手続きのために使用します。個人情報保護法の実施に伴う個人情報の詳しい取り扱い情報については、弊社ホームページをご確認ください。
www.easy.com.tw 何かご不明な点等ございましたら、カスタマーサービス TEL:412-8880(携帯電話や金馬地区から掛ける際は最初に02を付ける)までご連絡ください。
残高が3,000元以上ある場合
払い戻しを受けるには、同じように悠遊カードを送付する必要があり、日数を要します。
すぐに払い戻しをするには、残高を2,999元以下にしてください。
カードを紛失した場合
カードは現金の紛失と同じ扱いになります。交番で紛失届けを出してください。
メトロの構内で落とした場合は、改札口の窓口(詢問處)で届け出・問い合わせをしてください。
カード番号を控えておくと手続きがスムーズになると思います。
ただし、カード番号を控えて置いても無くしたカードが見つからない限り、払い戻しはできません。
まとめ
悠遊カードは有効期限が20年間なので、また台湾に来きたいな~という方は払い戻しをせずにそのまま持っていてもいいかなと思います。
ただ、カードの読み取りができなくなると払い戻しが面倒なので、チャージは最低限にし、帰国前に使い切るのがいいと思います。
カードの中に入れすぎてしばらく台湾には来ないかな~という方は、以上の内容を参考にして払い戻しをしてください。
払い戻しをしたカードは使えなくなりますが、かわいいデザインで気に入ったものなら、ぜひ旅の記念に持ち帰ってくださいね。