台湾の文旦(ブンタン) 食べ方

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台湾の美味しい麻豆文旦|食べ方や通販について紹介

ここでは、食べ始めると止まらなくなるくらい美味しい台湾の文旦についてご紹介します。

つあちゃん
つあちゃん
私は大好きで、時期になると毎日のように食べています!

日本からでも通販で、美味しい台湾の「麻豆文旦」を楽しむことができます!

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文旦(ブンタン)と柚子の違い

文旦(ブンタン)はみかんやオレンジ、グレープフルーツと共に柑橘類に属します。

果肉の色は品種により異なり、白色のものをザボン、果実が洋なし形のものをブンタン、紅紫色のものをウチムラサキといいます。

中国や台湾(中国語)では、これらすべてをひっくるめて「柚子(ヨウズ)」と呼びます。

ちなみに日本の柚子(ゆず)はこれとは別の品種で、中国語では「日本柚子」と呼ばれています。

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台湾の「麻豆文旦」のルーツ

文旦は、元々インドのアッサム地方で生まれ、広く東南アジアに伝わりました。

文旦にはたくさんの品種がありますが、西暦1701年に初めて中国福建省から台南地方に持ち込まれました。

やがて台南の麻豆地区で栽培が盛んに行われるようになり、そこで品種改良されたものが、「麻豆文旦」と呼ばれるようになりました。

そのため、台湾で栽培されている文旦の正式名称は「麻豆文旦」です。

「麻豆文旦」 は品種名のため、台湾の花蓮で栽培されたものも「 麻豆文旦 」と呼ばれます。

台南市麻豆区は、台湾でブンタンの最大産地として有名です。

文旦の収穫期

文旦の収穫期は8月~9月で、ちょうど中秋節(ちゅうしゅうせつ)の時期と重なっています。

台湾では中秋節の時にバーベキューをしながら文旦を楽しむという習慣が定着していて、ブンタン農家は中秋節の前には収穫で忙しく働きます。

なぜその時に文旦を食べるようになったかはわかりませんが、ちょうど旬の最も美味しい時期であることは間違いありません。

news marketより引用

出始めは値段が高いですが、9月後半~10月になるとお手頃価格になり、中秋節が終わるとさらに安くなる感じです。

なぜお肉を食べるの?

中秋節の時になぜ台湾人はお肉を食べるんでしょうか?

台湾の友人によると、元々は焼肉のたれのメーカーの宣伝から定着していったとのことです。

日本の土用の丑の日に似ていますね。

老欉(古い木)の文旦は値段が高いけど美味しい

下の「老欉(lǎo cóng)ラオ ツォン」とは、古い木のことで、これは樹齢30年の老木の文旦ですよという意味です。

新しい木よりも古い木の方がやや値段が高くて美味しいと言われています。

果物屋では、中秋節の前は古い木の文旦は1斤(600g)40元、そうでない新しい木の文旦は25~30元でした。

区別がつくように皮に「老欉」なんて書かれていたりします。

実際に食べ比べてみたんですが、古い木の方の文旦の方が、甘みが深くて濃厚でした。

1個当たり20~30元くらいの違いなので、ぜひこちらの古い木の文旦を買って味わってみてください。

中秋節が終わると安くなって美味しい!

2025年の中秋節は10月6日(月)だったんですが、10月8日に果物屋に行ったら文旦がたたき売りみたいに安くなっていました。

10月4日(土)~6日(月)まで3連休でした。

下は新しい木の文旦ですが、古い木の文旦も売れ残りのカゴに入って10元になっていました。

シワシワになった売れ残り文旦

中秋節の時期には、お互いに贈答用の文旦を送り合う習慣があり、多くの家庭には食べきれないほどの文旦があります。

焼肉と文旦を食べ続けた連休が終わると、売れ残った文旦は見た目も悪くなり、安売りされます。

でも、こシワシワの文旦が美味しいんです!

「文旦は醜いほど美味しい!」

台湾人はよく決まり文句のように「文旦越醜越好吃(文旦は醜いほど美味しい)」と言います。

だいぶ水分がなくなってシワシワになっているので、「中がスカスカになっているんじゃないか?」と思うかもしれませんが、そんなことはないんです!

余分な水分が抜けて、甘みが凝縮され、実もよりジューシーになります。

下は10元で買って来た古い木の文旦。シワシワになって醜いですが、これくらいかもっと置いてシワシワにしてもいいくらいです。

これはマジックで線を入れて「古い木」の印を付けています。

中秋節の後は、こんな「醜いほど美味しい」安売りの文旦を食べるチャンスです。

文旦の食べ方

台湾の文旦 食べ方

まず、文旦を横にします。

次に、包丁で実の底側の端を切り落とします。

後は写真のように縦に4等分の切り込みを入れます。

手で皮を向いて実を取り出し、1粒ずつ皮をむきながら食べます。

シワシワになって醜いけど、味が凝縮した下のような文旦は、下のように皮がこんなに薄くなります!

上の写真と比べると分かりやすいですが、厚さがだいぶ違います。

水分が抜けてくしゃくしゃになった文旦は、ナイフで切らなくても、やや硬いですが、おしりから親指を入れてみかんのように皮を剝くことができます。

旅行でナイフがなくても大丈夫です。ぜひ買って味わってください。

日本から買うには?

日本からだと下のアマゾン・楽天・ヤフーショッピングとかから買うくらいかもしれません。

上で1個10元で買ったと紹介しておきながら、下のサイトでは1個1,000円くらいするのを紹介するのは心苦しいですが、興味のある方はチェックしてみてください。

できたら、台湾で味わってほしいです。

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