【台北の国立博物館】日本時代に建設の博物館で歴史に触れる|本館

台湾国立博物館は、日本統治時代の1908年に建てられた台湾で最も古い博物館です。

当時は「台湾総督府博物館」呼ばれ、1万点ほどの展示物が展示されていました。

博物館の建物は、日本人建築技師により設計され、レンガだけでなく、当時としては先進的な鉄筋コンクリートも建物構造に使われています。

外観はギリシャ神殿の建設様式が使われ、階段を隔てた入り口近くまで来て見上げると、高くそびえ立っていてその荘厳さに圧倒されます。

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建物の中に入ると・・・

中に入ると、おしゃれなヨーロッパ風の優雅なロビーが広がっています。

ロビーの四方はギリシャ神殿ような様式の白い柱列に囲まれていて、華やかさを演出しています。

アカンサス(地中海沿岸地方に野生するとげのある多年草の植物)をモチーフにした金色の繊細な装飾に螺旋状の模様があしらわれたきらびやかな32本の柱列が高く天井へと伸びています。

上を見上げると、ドーム状の天井の頂きに協会のようなおしゃれなステンドグラスがあしらわれ、採光されるようになっています。

照明で白く照らされ、光と色を巧みに取り入れたステンドグラスの鮮やかさが際立っていて、その美しさに目を奪われます。

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1階・東西の特設展

1階東:原住民に関する展示

2024年1月、わたしが行った時はルカイ族(中国語:魯凱族)の展示でした。

右上:狩猟で獲物を入れる麻袋で、背中にかけて使う。獲物をたくさん入れられるように大きく作られている。
左上:男性用の鹿の皮で作った長そでとベスト。
下:戦いで使った木製の盾。
下の説明文:写真は、弓を片手に麻袋をかけた男性(1912年)。

日本の村田銃(1880年に日本軍で採用された小銃)がルカイ族に伝わるまで、オランダ人の作った銃が使われていた。

下の写真は、鉄砲で狩りをするルカイ族の人々(1930年)。

1階西:台湾の渡り鳥

台湾は特殊な地理的な位置や生態環境により、多種多様な渡り鳥の目的地または経由地となっています。その渡り鳥の生態についての展示です。

2階:常設展

こちらは2021年に展示が始まった常設展です。

浮生・台湾 PEOPEL OF TAIWAN

ここでは、台湾の歴史に関する展示で、日本時代の出来事に関する展示物などを見ることができます。

下は、1874年に起きた牡丹社事件にまつわる展示です。

旗には「この旗を授けた者は我が帝国の威厳への服従のしるしである。これを汚すな。明治七年九月十日」と書かれている。

1874年、日本は台湾に漂流した琉球の漁民が現地の原住民に殺害されたことを理解に台湾へ派兵。西郷従道の率いる日本軍は台湾南の恒春で殺害に関わったパイワン族の牡丹社村の原住民と戦い、その一帯を占領下に置きます。

清朝との外交交渉を通じ、清朝は日本の軍事行動の正当性を認め、軍事費を賠償することで合意し、半年後に日本は台湾から軍を引き上げます。

軍隊が鳳崗社に駐屯していたとき、中山の魯南社の指導者、芭諾仔が収容所建設の資材と労働力を提供したため、この保護旗を授与されました。記録によれば、日本が発行した旗証明書は全部で53枚で、この旗は53番の降伏旗。 

西郷従道(イスに座っている)および幕僚と原住民

下は、初代台湾総督の樺山資紀総督が使用していた「大日本帝国台湾総督府之印」。

1895年6月2日、日清双方は基隆の沖の船上で会見し、日本への台湾の引き渡し手続きをします。同日、樺山資紀総督は台湾が日本の領土となったことを宣言しました。

これは樺山資紀総督が台湾に来る前、京都の印章彫刻工、倉貫小洞氏に依頼して作らせたものです。

自然台湾

台湾の近海に住む生物から標高の高さごとに生息する生き物の標本が展示されています。

3階:常設展「発見台湾」

ここでは、過去に功績を残した生物学者の紹介やその収集した標本、博物学者の採集した貴重な文物が展示されています。

これは1924年の台湾総督府警務局30万分の1の「台湾地図」をもとに手書きで原住民の分類と地理を色付けして示した地図。

台北帝大の移川子之蔵教授らが1935年に提唱した9部族の分類方法に基づいて作られている。

大航海時代に難破した船の船首が20世紀初頭に台北近くの淡水の海岸で発見され、1910年に大里武八郎司法官のコレクションとされたものが博物館に寄贈されました。

今の博物館は1915年に第4代台湾総督の児玉源太郎と後藤新平民生長官を記念する記念館として建てられたもの。

当時は1階ホール東に児玉総督、西に後藤民生長官の銅像が配置されていました。

戦後、時を経て博物館の3階にて展示。

オンラインで一部、無料で観れる

オンラインでバーチャル感覚で一部の常設展を観ることができます。

展示物も拡大して見れます。

説明文は中国語と英語のみですが、グーグルのカメラ翻訳など使って読むことも出来ると思います。

台北観光に行っても、日程的になかなか足を延ばす機会がないという方は、一度ご覧になってみてはいかが?

行き方と開館時間&料金

台北駅の南にある新光三越から徒歩で5分くらいです。

駅前の通りからでも博物館が見えますので、分かりやすいです。

閉館日:毎週月曜日
開館時間:9:30~17:00
チケット販売時間:9:30~16:30
チケット代:1人30元
見学所要時間:約1時間

本館の正面玄関から出て斜め左手にある古生物館も同じチケットで見学することができます。

国立台湾博物館(本館・古生物館・南門園区・鉄道部園区)のチケット代:

場所 料金
本館・古生物館 おとな30元 こども15元
南門館 おとな20元 こども10元
鉄道部園区 おとな100元 こども50元

※入館半額:学生、6~12歳の児童。65歳以上の方は休日半額。
※入場無料:6歳以下、小学生未満のお子様。障害者とその同伴者1人。65歳以上の方は平日無料。 

全部で150元(約690円。1元=4.6円の場合)。まとめての見学ならネット予約がお得です。

国立台湾博物館(本館・古生物館・南門園区・鉄道部園区) 共通入館チケット 615円

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