台湾のコロナ対策「弾力を持たせて自粛疲れの防止を」=陳時中氏

台湾コロナ対策

※写真は2021公衛聯合年會での陳時中氏。上報HPより引用

台湾では最近、国内の新規感染者数が0になっています。

10月2日、中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は「2021公衛聯合年會」に参加し、明日、戸外でのマスク着用義務に関する規制の解除について詳細が発表される見通しだと語りました。

その中で、「感染症対策には国民の協力が不可欠であり、そのためには対策に弾力を持たせて適度に緩めることで自粛疲れを防止する必要がある」と指摘しました。

次のように語りました。

要把防疫韌性做好那必然對於防疫的強度跟防疫的疲乏,跟經濟的影響,那三者互為因果關係,那都要去仔細的去評量

感染症対策の弾力を保つには、対策の強度と自粛疲れ、経済への影響という3つの因果関係について綿密に評価する必要がある

2021公衛聯合年會(10月2日)

陳時中氏はこのように述べて、「自粛疲れを防ぎ、かつ経済とのバランスを保つには、感染状況に応じて感染対策を適度に緩めることが重要」との考えを強調しました。

今年の5月15日、台湾では185人の国内感染者が確認されましたが、台湾は警戒レベルを一気に高めることはしませんでした。

その日の記者会見で陳時中氏はその理由について、

疫情一緊張大家都覺得越嚴越好,但一年來抗疫有一件非常重要的事情,不能一下就把強度拉到最強,這樣撐不久就會防疫疲乏

感染状況が悪化すると、対策はより厳しくすべきだと思うかもしれませんが、1年ものコロナ対策で非常に重要なことがあります。それは、警戒レベルを一気に最高レベルに引き上げれば、すぐに自粛疲れが現れるということです。

2021年5月15日の記者会見

と語り、「警戒レベルをずっと高レベルで維持すれば自粛疲れになりやすく、感染症対策は失敗する」との見方を示しています。

今後の感染症対策について陳時中氏は、

「ソーシャルディスタンスなどの個人レベルでの感染症予防、ワクチン接種、新型コロナの軽症者向けの経口薬による入院率と重症率の抑え込みという3つの防戦ラインで対処していく」と語りました。


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