台湾衛生福利部疾病管制署のプレスリリース(中国語)によれば、
2月24日(月)、新型肺炎の感染拡大を受けて設置された中央流行疫情指揮中心(Central Epidemic Command Center、中央感染状況指揮センター)は、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の海外旅行感染症アドバイスで第二級に指定されている日本からの入国者に対して、14日間の自主健康管理措置を取るようにとの要請を発表しました。
中央感染症指揮センターは、この2日前の2月22日に日本への海外旅行感染症アドバイスを第二級(三段階のうちの第二段階)の「警戒(Alert)」に引き上げたばかり。
24日付けで日本からの入国者に実施するよう発表された14日間の自主健康管理措置は、以下の通りです。
(1)手洗いをこまめに行い、常にきれいな状態を保つ。手で直接、目や鼻、口を触らないようにする。つばや痰(たん)、鼻水などの呼吸器からの分泌物が手に着いた場合は、せっけんときれいな水でしっかりと洗い落とすこと。
(2)自主健康管理措置の期間中、毎日、朝と晩1回ずつ体温を測り、体温と活動内容の記録と付けること。
(3)無症状の場合は普通に生活しても良いが、公共の場所への出入りはできるだけ避け、 外出時にはサージカルマスクの着用を徹底すること。
(4)もし発熱、呼吸器の異常や何らかの体調不良が生じた場合、サージカルマスクをしっかりと着用して速やかに医師の診察を受けること。
受診の際には、「それまでにだれと接触したか、旅行先や宿泊先、仕事で接触した人の範囲、身近に自分と似た症状の人がいないかかどうか」について自主的に診察医師に申告すること。
(5)病気の症状が現れた場合は家で休養する。サージカルマスクを着用し、外出は避けること。
マスクに口や鼻からのつばや痰(たん)、鼻水などの分泌物が粘着した場合は、直ちにマスクを交換し、付着した分泌物を内側にたたんでゴミ箱に捨てること。
(6) 病気の症状が現れた場合は、サージカルマスクを付け、他人と話す際は1メートル以上の距離を保つこと。
上記ニュースリリース原文:2月24日付の台湾衛生福利部疾病管制署のプレスリリース(中国語)
日本台湾交流協会による上記ニュースリリースの日本語仮訳はこちら
2月25日現在、台湾当局の防疫措置は日本からの入国禁止までには至っていません。
冒頭画像の出典:台湾衛生福利部疾病管制署