中央感染症指揮センターは8月5日、日本でのコロナウイルスの感染が再び急速に拡大している事を受け、「日本を新型コロナウイルス中低リスク国の指定から除外する」と発表しました。
これにより、日本の短期ビジネス客は入国後の隔離期間を7日間に短縮できる「短期ビジネス客に対する特別措置」の対象から除外されました。
短期ビジネス客に対する特別措置とは?
台湾は、滞在が3ヶ月未満の海外ビジネス客を対象に、具体的に言うと以下のような特別措置を取っています。
低リスクの国からのビジネス客 | 入国後に自宅隔離。5日目に自費でPCR検査を受ける。陰性の場合、さらに21日間の自主隔離後、スケジュールに沿った制限付きのビジネス活動に従事できる。 |
低中リスクの国からのビジネス客 | 入国後に自宅隔離。7日目に自費でPCR検査を受ける。陰性の場合、さらに21日間の自主隔離後、スケジュールに沿った制限付きのビジネス活動に従事できる。 |
日本のビジネス客(今後) | 入国後に自宅隔離。14日目に自費でPCR検査を受ける。陰性の場合、さらに21日間の自主隔離後、スケジュールに沿った制限付きのビジネス活動に従事できる。 |
※居家檢疫(日本語:自宅隔離)とは:一切の外出を禁止され、GPSでの監視や毎日の健康状態の報告義務が課せられる。違反者には高額の罰金等の処罰あり。
※自主管理(日本語:自主管理)とは:買い物等の必要最低限の外出を許容される自主的な自粛生活を送ること。
指揮センターの説明によると、これは
「日本の1日の感染確認者数が1,000人を超える日が頻繁に何日も発生している状況に加え、感染が台湾との人の往来が頻繁な大都市で拡大している点」
を考慮した上での決定とのことです。
日本では8月3日、1,998人の感染者が確認されており、1日の感染最多人数が更新されています。
なお、3ヶ月以上の滞在を予定するビジネス客は、これまで通り14日間の自宅隔離が必要です。
現時点での低リスク&低中リスク指定国及び地域:
感染リスクのレベル |
対象国・地域の数
|
国・地域 |
低リスク | 12 |
ニュージーランド、マカオ、パワオ、フィジー、ブルネイ、ベトナム、タイ、モンゴル、ブタン、ラオス、カンボジア、ミャンマー |
低中リスク | 5 | 韓国、マレーシア、シンガポール、スリランカ |
参照先:yahoo新聞、New tolk新聞