8月1日の午後、PCR検査で台湾本土での感染が疑われる陽性者が出たとの報道がありました。
陽性反応が出たのは、ベルギー国籍・洋上風力発電エンジニアの20代男性です。
この男性は、5月3日に仕事で台湾に入国し、すでに2ヶ月ほど台湾に滞在しています。
このニュースに関して、台湾の各界からは「本土(国内)の感染例が出た!」との心配の声が上がりましたが、
同じ8月1日の晩、中央感染症指揮センターは、
「その後の調査により、この男性が3月の第2周のベルギーにおける検疫の際に味覚や嗅覚を失っていたことが明らかになった。その検疫の際にそれ以外の症状が見られなかったとされるが、その時すでに感染していた恐れがある」
と発表しました。
指揮中心のスポークスマンである莊人祥氏によると、
「この男性はベルギーで2度、病院で受診しているが、今年3月の時点においては味覚や嗅覚の喪失が新型コロナへの感染が疑われる症状としてまだ認められていなかったため、陽性が疑われなかった」とのことです。
これにより、この男性が台湾に来る前の3月にすでにウイルスに感染していた疑いが極めて高くなったと言えそうです。
現在、この男性の濃厚接触者の検査と専門家チームによる感染現在、この男性の濃厚接触者の検査と専門家チームによる感染源の特定作業が進められています。
参照先:yahoo!新聞