中国語の【商号】【字号】【老字号】の違いとは?

中国語の「商号 shāng hào」は日本語と同様、企業や商店が営業上、自分の会社や店を表示するために用いる名称を指します。

この「商号」とよく似た言葉として、「字号 zì hào」があります。

字号」は、企業や店の広く知られた略称を指します。

例えば、「联想」(日本語:レノボ)という日本でも有名なパソコンメーカーがあります。

この「联想」は、「联想控股股份有限公司」という企業名の一部ですが、この会社を代表する企業名の核心的な部分です。

とは言え、「联想」という字号(略称)自体は、この会社が独占して使用できるものではありません。

つまり、「联想」だけでは、明確に他の会社と区別できるわけではないということです。

それに対して、商号」はその企業が独占して使用し、他と明確に区別することのできる名称です。

联想控股股份有限公司」という「商号」がそれに当たります。

さらに、「老子号 lǎo zì hào」という言い方もあります。

直訳だと、古くから知られた店名となり、「老舗」という意味で使われています。

長年にわたり使われてきた「字号」のことです。

-中国語